バッファアンダーラン防止技術
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作成日:2002/01/20
■「バッファアンダーランエラー」とは
- 簡単に説明すると、書き込みはバケツリレー方式で行われていて、中断すること無く、最後まで送りきらないといけないナリ。んで、あんまり急いだりトラブルがおきて途中でバケツの水をこぼしてまうと、作業が中断されて、そのメディアはもうダメになってまうナリ。
- 詳しく説明すると、書き込みってのは、CD-R/RWドライブのバッファメモリに書き込みデータを蓄積してから書き込んでるんだが、「CPUのパワー不足」「他の作業して負荷がかかる」「CD/データの読み出し速度の遅れ」等で、書き込み中にデータ転送速度が追いつかなくなって、バッファ内のデータが空になる。そうすると書き込みが出来なくなって、エラーとなる。これを「バッファーアンダーランエラー」という。
- だから以前は、他の作業で負荷がかからないようにするために、常駐ソフトは解除し、CDを焼くソフト以外は何のソフトも起動しないようにして作業してたナリ。
他にも、書き込む速度が速いと、バッファメモリの中が空になる可能性が高くなるので、遅くして調節したりしていた。
- 因みに、ライティングソフトによっては、バッファアンダーランによりダメになったディスクも、書き込みに失敗したセッションを見かけ上消して、残った未記録領域を再利用できるようにする機能をもっている。(リペア機能)
■防止技術
- 防止技術はどうやってるかってぇと、書き込みは、データの量がある一定の水準を下回ったら、送るのを一時停止して、回復を待つ。そうすることにより、データが途切れてエラーになるのを防ぐ事が出来る。
- この技術を使用すると、再開したときにずれる(そこは各社の技術による)。
よって、綺麗に焼く為には、バッファアンダーランエラーは出来るだけ起こさない方が良い。
■防止技術の種類
- BURN-Proof(バーンプルーフ)
- 三洋電機の技術。CDをBURN(焼く)とProof(耐える)を懸け合せた造語。
プレクスター(CD-R/RWドライブの定番メーカー)のドライブが採用している。
三洋電機には、他にも『FlexSS-BP』と『Shock-BP』という技術がある。
『FlexSS-BP』は、『Flexible Speed』『Flexible Strategy』の総称で、メディア性能に合わせて書き込み速度を制御する技術である。
『Shock-BP』は、衝撃対策の技術らしい(ポータブル向け)。
http://www.burn-proof.com/
『FlexSS-BP』→http://www.sannet.ne.jp/BURN-Proof/tips-j/zoneclv-j.html
『Shock-BP』→http://www.sannet.ne.jp/BURN-Proof/tips-j/
- Just Link(ジャストリンク)
- リコーの技術。
リコーには、他にも『Just Speed』という技術がある。これは、メディア性能に合わせて書き込み速度を制御する技術である。
http://www.ricoh.co.jp/cd-r/drive/justlink.html
- Power-Burn(パワー バーン)
- ソニーの技術。
ソニーのドライブには、メモリースティックスロットを内蔵するものもある。このスロットがないPCなら、気軽にメモリースティックが使えて結構便利。
メルコの製品は、ソニー製ドライブを使ってたりする。
http://www.sony.co.jp/sd/products/Consumer/Peripheral/CRX/Power_Burn/
- Seamless Link(シームレス リンク)
- Acerのドライブが採用している。詳細不明。
Acerの技術のような気がするけど、Acerのサイト見てものっていないので不明(^_^;)
http://www.acer.co.jp/
- Exac Link(イグザク リンク)
- Oak Technology(米国)の技術。
MITSUMI電機のドライブが採用している。
http://www.oaktech.com/
- Safe Burn(セーフ バーン)
- YAMAHAの技術。機能の一部はExacLinkによるものらしい。
YAMAHAには、他にも『Audio Master』(オーディオマスター)という技術がある。これは、ピットを長めに記録する事で高音質にする。その代わり、長く使っているので記憶容量が減る(650MBメディアで63分、700MBメディアで68分)。この技術で焼くには、専用ソフトが必要(ハードに同梱されている)。
http://www.yamaha.co.jp/product/computer/handbook/safeburn.html
書き込み済みデータと再開後のデータのすき間は、BURN-Proofは40μm、JustLinkは2μmらしい。(12倍速、書き込み時。数字は小さい方が良く、100以下なら問題ない)
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